「ダンスを始めてみたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」——そう感じて一歩を踏み出せない方は本当に多いです。実は、ダンスは順番さえ間違えなければ、大人でも子どもでも無理なく始められます。この記事では、ダンスの始め方を、最初にやることから最初の3か月の進め方まで、順番に解説します。
ダンスを始める前に決めておきたい3つのこと

結論から言うと、始める前に「目的」「ジャンル」「練習環境」の3つをざっくり決めておくと、迷わず続けられます。ここが曖昧なまま始めると、途中で何をすればいいか分からなくなります。
何のために踊りたいのかを決める
「痩せたい」「人前で踊りたい」「友達と楽しみたい」——目的によって選ぶジャンルも練習量も変わります。ゆるく楽しみたいなら週1回のレッスンで十分ですし、舞台を目指すなら基礎練習の比重が増えます。最初にここを言葉にしておきましょう。
ジャンルをひとつ選ぶ
ヒップホップ、ジャズ、K-POPなど、ジャンルは多岐にわたります。迷ったら、自分が「かっこいい」と思った動画のジャンルを選べば間違いありません。最初から複数を掛け持ちする必要はなく、まずはひとつに絞るほうが上達が早いです。
練習する場所と時間を決める
スクールに通うのか、自宅から始めるのかを決めます。大切なのは「毎週この時間に踊る」と枠を先に押さえてしまうことです。時間が空いたら練習しよう、では続きません。
ダンスを始める最初のステップ

準備が決まったら、いよいよ実践です。最初のステップは、驚くほどシンプルで構いません。
まずは音に合わせて体を揺らす
いきなり技を練習する必要はありません。好きな曲をかけて、リズムに合わせて膝を軽く曲げ伸ばしするだけで十分なスタートです。この「音に乗る感覚」が、あとから習うすべての土台になります。
基本のリズム取りを覚える
次に、ダウン(音に合わせて沈む)とアップ(音に合わせて上がる)という基本のリズム取りを覚えます。この2つができるだけで、同じ振りでも一気にダンスらしく見えます。初心者と経験者の差が最も出るのが、実はここです。
短い振り付けをひとつ覚える
8カウント×2程度の短い振りを、完璧に踊れるようにします。長い振りを中途半端に覚えるより、短い振りを完璧にするほうが、達成感も自信も得られます。
ダンス初心者が最初の3か月でやるべきこと

始めたあと、どう進めるかで伸びが変わります。最初の3か月の過ごし方で、その後の上達スピードがはっきり分かれます。
1か月目:慣れることを優先する
最初の月は、うまく踊ることより「続けること」を優先してください。体が動くようになるまでには時間がかかります。週1〜2回でも、継続できていれば順調です。
2か月目:自分の動きを動画で見る
2か月目に入ったら、スマホで自分の踊りを撮ってみましょう。頭の中のイメージと実際の動きのギャップに驚くはずですが、この気づきが上達の最大の近道です。落ち込む必要はなく、誰もが通る道です。
3か月目:苦手な部分を1つだけ決めて直す
3か月目からは、課題をひとつに絞ります。「腕が伸びていない」「リズムが走る」など、直す点を1つに決めて集中すると、変化を感じやすくなります。全部を一度に直そうとすると、かえって迷子になります。
ダンスを始めるときによくあるつまずき

始めたばかりの人がぶつかりやすい壁と、その乗り越え方を紹介します。あらかじめ知っておくと、必要以上に落ち込まずに済みます。
周りと比べて落ち込んでしまう
レッスンでは、経験者と同じ場に立つことになります。ですが、比べるべきは他人ではなく、1か月前の自分です。伸びる人ほど、他人ではなく過去の自分と比べています。
振りが覚えられない
最初は誰でも覚えられません。振りを覚える力は、経験とともに伸ばせる技術です。まずはカウントを口に出しながら、部分ごとに区切って覚えると格段にラクになります。
ダンスは独学とスクール、どちらから始めるべきか

始め方で最も多い迷いがこれです。結論から言うと、どちらにも向き不向きがあり、組み合わせるのが現実的です。
最初の1か月は独学でも十分
いきなり申し込むのが不安なら、まず1か月ほど自宅で動画を見ながら始めてみてください。リズム取りや簡単なステップは、独学でも十分に習得できます。この段階で「続けられそうか」を判断してから、スクールを検討しても遅くありません。
癖がつく前に一度見てもらう
一方で、体の使い方の癖は自分では気づけません。独学期間が長い方ほど同じ箇所に癖を抱えているのをよく見ます。数か月に一度でも人に見てもらえると、その後の伸びが変わります。
組み合わせが最も効率的
週1回スクールで習い、残りは自宅で反復する。この形が、費用と上達のバランスとして最も現実的です。レッスンだけでは反復量が足りず、独学だけでは方向性がずれやすいためです。
ダンスを始めるときに必要な基礎の順番

何から練習すればいいのか、順番には定石があります。ここを外すと遠回りになります。
ストレッチで動ける体をつくる
まずは体が動く状態をつくります。硬いまま振りを覚えても、動きが小さくなり、ケガのリスクも上がります。股関節と肩まわりを中心に、毎日少しずつ伸ばしましょう。
アイソレーションで体を分ける
次に、首・肩・胸・腰を独立して動かす練習に入ります。地味ですが、ここができるかどうかで動きの質が決まります。どのジャンルに進んでも使う基礎です。
リズム取りを身につける
そして、音に合わせて膝で沈むダウン、伸ばすアップの練習です。振りを覚える前にこの土台があると、同じ振りでも一気に「踊れて見える」ようになります。
最後に振り付けへ進む
基礎が入ってから振り付けに進むと、覚えるスピードがまったく違います。早く振りを踊りたい気持ちは分かりますが、この順番が結局は近道です。
ダンスのジャンルをどう選ぶか

始めるにあたって、ジャンル選びも悩みどころです。判断の目安を紹介します。
主な選択肢を知っておく
ストリート系だけでも、ヒップホップ、ロック、ポップ、ブレイキン、ハウス、ワックなど多くの種類があります。舞台系ならジャズやバレエ、集団競技ならチアダンスという選択肢もあります。
迷ったらヒップホップから
入門クラスの数が最も多く、そこで学ぶリズム取りは他ジャンルでも役立ちます。まずヒップホップで基礎をつくり、その後で興味のある方向へ進むのが失敗の少ない道筋です。
ダンスの始め方に関するよくある質問

何歳からでも始められますか?
はい、何歳からでも始められます。大人になってから始めて、発表会に出る方もたくさんいます。年齢よりも、無理のないペースで続けられるかどうかが大切です。
運動が苦手でも大丈夫ですか?
大丈夫です。ダンスは運動神経より、リズムを感じる力と反復で伸びます。走るのが遅くても、うまく踊れる人はたくさんいます。
独学とスクール、どちらがいいですか?
基礎の癖を防ぎたいなら、最初だけでもスクールで習うのがおすすめです。ただ、まず楽しみたいだけなら自宅で動画を見ながら始めても問題ありません。
まとめ:ダンスの始め方は小さく始めるのが正解

ダンスの始め方に、難しい準備は必要ありません。要点を整理します。
- 始める前に「目的・ジャンル・練習環境」を決める
- 最初は音に合わせて体を揺らすだけで十分
- ダウンとアップのリズム取りが上達の土台になる
- 最初の3か月は「続けること」を最優先にする
- 比べる相手は他人ではなく、1か月前の自分
まずは好きな曲を1曲かけて、8カウントだけ体を動かしてみてください。そこがあなたのダンスの第一歩になります。
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執筆・監修:Formy(フォーミー)チーム
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