「振り付けを任されたけれど、何から作ればいいか分からない」——初めて振付を担当すると、多くの人がここで固まります。実は、振り付けの作り方には順番があり、それに沿えば初めてでも形になります。この記事では、ダンスの振り付けの作り方を、曲選びから完成までの手順で解説します。
ダンスの振り付けを作る前の準備

いきなり動き始めるのではなく、準備段階で決めることがあります。ここを飛ばすと、途中で行き詰まりやすくなります。
曲を決めて聴き込む
まず曲を決め、何十回も聴き込みます。イントロ、Aメロ、サビといった構成を紙に書き出し、それぞれ何カウントあるかを数えましょう。この作業が振り付けの設計図になります。
誰が踊るかを考える
踊る人のレベルによって、作れる振りは変わります。初心者中心なら、動きを絞ってそろえることを優先します。難しい振りを作っても、踊れなければ意味がありません。
ダンスの振り付けの作り方【手順】

ここからが本題です。順番に進めていきましょう。
サビから作る
作品の顔になるサビから作ります。一番見せたい部分が決まれば、他の部分はそこへ向かう流れとして自然に決まります。頭から順に作ると、サビで力尽きることが多いです。
8カウント単位で組み立てる
振りは8カウントのブロックで作ります。1ブロックずつ完成させ、つなげていくほうが、全体を一度に考えるより確実です。
繰り返しを恐れない
初心者がやりがちなのが、全部違う振りを作ろうとすることです。同じ振りを繰り返すほうが、覚えやすく、見ている側にも印象が残ります。プロの作品ほど、実は繰り返しを効果的に使っています。
立ち位置と移動を設計する
振りができたら、隊形と移動を決めます。ここまで含めて初めて作品になります。動線が交差しないかを図で確認しておくと安全です。無料アプリのFormy(フォーミー)なら、隊形をシーンごとに保存して、移動の流れをリンクで共有できます。
ダンスの振り付けで行き詰まったときの対処

アイデアが出ないときの現実的な対処法です。
好きな作品から引き出しを借りる
ゼロから生み出す必要はありません。好きな作品の動きを参考に、自分たちに合う形へ変えていくのは、ごく一般的な作り方です。ただし、そのまま丸ごと使うのは避けましょう。
歌詞に動きを合わせる
歌詞の言葉をそのまま動きにすると、自然に振りが生まれます。「空」なら上を指す、「走る」なら前へ出るなど、分かりやすい表現は観客にも伝わります。
一度離れて時間を置く
詰まったまま作り続けても、良いものは生まれません。翌日に持ち越すと、あっさり解決することがよくあります。
ダンスの振り付けを仕上げるときのポイント

完成度を上げるための最終確認です。
通しで踊って体力を確認する
頭では良くても、通すと息が上がって踊れないことがあります。休める箇所を意図的に作りましょう。
客席側から見て確認する
作っている側は正面から見ていますが、実際は客席の高さや距離が違います。動画を離れた位置から撮って確認してください。
振り付け作りに使える発想のヒント
ゼロから動きを考えるのは難しいものです。発想のきっかけを持っておくと作りやすくなります。
歌詞や曲のイメージから動きを起こす
歌詞の言葉や曲の雰囲気を、そのまま動きに置き換えてみます。「上がる」歌詞で体を上に伸ばすなど、曲と結びついた振りは自然で覚えやすくなります。
好きな動きを組み合わせる
ゼロから生み出そうとせず、知っている動きを組み合わせるだけでも振りは作れます。まねた動きをつなぎ、少しアレンジを加えることから始めましょう。
覚えやすく踊りやすい振り付けにする工夫
作った振りは、踊る人が覚えやすいことも大切です。
繰り返しを取り入れる
同じ動きを繰り返すパートを入れると、覚えやすく、見た目にもまとまりが出ます。とくに大人数で踊る場合に効果的です。
難易度を欲張らない
難しい動きを詰め込みすぎると、そろわず完成度が下がります。踊る人のレベルに合わせ、確実にそろう範囲でまとめるのが賢い作り方です。
作った振り付けをチームで共有する方法
振りが完成したら、メンバー全員に正確に伝える工夫が必要です。
動画と立ち位置図で共有する
手本の動画に加えて、立ち位置や隊形移動を図で共有すると認識のズレを防げます。フォーメーション作成アプリ「Formy」を使えば、立ち位置と移動を分かりやすく整理して全員に配れます。
ダンスの振り付けの作り方に関するよくある質問

センスがなくても作れますか?
作れます。サビから作る、8カウントで区切る、繰り返しを使う——この3つを守れば形になります。
どのくらい時間がかかりますか?
1曲で数日から数週間が目安です。初めてなら、一度に完成させようとせず、少しずつ進めましょう。
難しい振りを入れたほうがいいですか?
必ずしもそうではありません。全員がそろって踊れる簡単な振りのほうが、結果的に見栄えがすることが多いです。
まとめ:ダンスの振り付けはサビから作る

振り付けの作り方の要点を整理します。
- 曲を聴き込み、構成とカウントを書き出す
- サビから作り、8カウント単位で組み立てる
- 繰り返しを恐れず、覚えやすさを優先する
- 立ち位置と移動まで設計して作品になる
まずは曲を1曲決めて、サビの8カウントだけ作ってみてください。そこから作品は広がっていきます。
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執筆・監修:Formy(フォーミー)チーム
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